移送警護とは
治療を必要とされていながら、自発的に受診・入院をしようとしない方を、安全を確保しながら、出発地から目的地の医療機関にお連れするサービスです。
しかし、患者本人が治療のための話に素直に耳を傾けてくれないため病院へ連れて行けないという現実があります。無理にその場から連れ出そうとすれば、本人は暴力を振るうなど強力に抵抗するため、ご家族はあきらめてしまいます。
しかし、精神的な病気は治療開始が早いほど回復しやすいといえます。早い段階での治療開始こそが回復・社会復帰への最善の方法です。
説得移送
対象者に積極な傾聴と声かけを行い、出来るかぎり身体拘束に依存しない移送を行ないます。
関連機関との連携
円滑な移送業務を行うため医療機関・所外警察・保健所などの協力要請します。また「患者を抱える家族会」等の関連団体とも連携を行っています。
説得移送までの流れ
1.入院手続き
ご依頼者による医療機関への入会手続きを行ってください。入院先医療機関にお困りの際は、弊社にて紹介も可能です。また、入院までの諸手続きもサポートさせて頂きます。 |
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2.入院日確定
入院日を確定させて下さい。岡山県内の医療機関へ入院の場合は、ご家族の同意のもと円滑な移送業務への協力を各関係に要請いたします。 |
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3.打ち合わせ
ご家族との打ち合わせを行います・患者の症状や生活パターン、投薬、入院歴、通院歴、自傷他害行為の有無を具体的にうかがい、最善の移送方法をご提案いたします。また、料金につきましても見積書をもとに説明いたします。 |
説得移送の実施
1.現地での打合せ
現地周辺の道路事情・屋内の間取りを確認し、移送手段・警備人数を確定します。移送実施日の行動を細部までシュミレーションし、警備計画を作成します。不測の事態に備えリーダー隊員・サブリーダー隊員は武道高段者で編成します。 |
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2.移送対象者への説得
経験豊富なリーダー隊員が対象者に接触して説得します。スタッフ隊員は対象者による暴力行為・自傷行為・逃走防止のため周辺の危険物を除去します。拘束器具による身体拘束に頼らない移送を行っており対象者への身体拘束は必要最低限にとどめます。 |
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3.専用車両で医療機関へ移動
原則的にご家族の方も同乗していただきます。近隣への配慮として、一般のワゴン車を使用します。病院からの転院にも対応できるよう車椅子対応の福祉車両も用意しております。 |
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現地到着・入院の手続き
病院に到着し受診後、入院加療が必要であるとの決定、依頼者・対象者の安全が確認された事をもっての業務完了となります。 |
料金について
トータルサポート
医療機関のご紹介、車の手配、警察署への連絡や各種協力要請等の作業一式。
¥150,000/3名・4時間が基本料金。
対象地域は、岡山市内・倉敷市内となります。
移送のみ
依頼者ご自身で医療相談から入院の手続き、警察、病院、保健所への協力要請をされた場合は、別途お見積りいたします。詳細はお問い合わせください。